皆んなと一緒がいいですか?

新型コロナの自粛期間中、
「皆んなが、恐れているから・・・」
「皆んなが、マスクを必要としてるから・・・」
などなど、皆んな〇〇が飛び交っていました。

小学生の頃、欲しい物があると
「皆んなも〇〇持ってるよ。」
と、何かをねだった記憶を思い出します。

「皆んなが、塾へ行きだしたから私も通いたい」
「皆んなが、新しい靴を買ってるから私も欲しい」

この皆んなという言葉は、気軽に使えるツールのようなものでした。

国語辞典を見ると、” みんなとは、すべてのもの ” とありました。
副詞的には、残らず。ことごとく。

都合のいい言葉【皆んな】

「皆んなが、〇〇・・・。」

このように あなたも皆んなという言葉を都合よく使っていないでしょうか?

大多数の方が日常的に使うであろう ” 皆んな “。
日本人は、個性をあまり出さず周りに合わせる民族です。
皆んなと同じことを良しとし、皆んなと同じことで安心感を得ます。
そして、その意味を都合よく、計算高く使います。
この言葉は使う方も受けとる方にも罪悪感があまり感じられません。

しかし、皆んなといる安心とは、裏を返せばひとりでいる寂しさや不安の感情の現れです。
近年では、SNSですぐに返信をしないと嫌われる・仲間はずれにされる。
といった問題が起きているのも不安などから起きています。
孤立することの怖さは誰にでもありますからね。

人や小動物は、一人ぼっちでいると精神がおかしくなるそうです。
だから、罪を犯し刑務所にいる人が一番嫌がるのは労働より独房だそうです。

ラットの実験の話を聞いたことがあります。
食事を与えるときも目を合わせない、言葉もかけない、体に触れたりしない。
関わりを持たないラットは、体の毛を搔きむしったり自分を噛んだりと気が狂れてしまうのだそうです。

生きとし生けるものは、本能的に群れの感情を持っているのかも知れません。

また、群れの感情をプラスに転じた場合もあります。
南極探検犬の太郎と次郎が帰国できたのは有名ですが、兄妹でいたからこそ生き残ったのでは?といいわれています。

また、ワールドカップやオリンピックなど国民一丸となって応援する現象は、群れ意識がプラスエネルギー働く証拠です。

一人を怖がらない自分になる方法

群れの感情を持っていながら一個人としての自分も備え持っています。
たまには、” 一人になりたい! ” と思うことありますよね。
誰かと比べられず、誰かを比べず、心のままに生きてみたい。
と思うことも自然です。

皆んなの中の自分から抜け出せないジレンマからの脱出も必要です。

アドラー心理学でおなじみの『嫌われる勇気(ダイヤモンド社)』には、
あなたを嫌うかどうかはあなたの問題ではなく他人の問題である。
他人に嫌われないようにしようなんて無駄な事は辞めなさい。
と書かれています。

アドラーの考えは、往々にして他人目線を自分目線に変えることにあります。
誰かが「赤色がいい」と言い、その周りの人たちも「やっぱり、赤色だよね」と言ったとしても 私は青色がよければ「青色がいい」でいいのです。
誰かの感性や感情は、自分のそれとは違っているから。

このことが理解できれば、あとはちょっとの勇気だけです。

皆んなの中で溺れ死なない自分でいるために

潜在意識の奥深いところは、集合的無意識と呼ばれる領域があります。

スイスの精神科医で心理学者のカール・ユングは、人は、本能的に経験や行動様式や考え方など遺伝的に受け継がれてきたものがあると提唱した分析心理学です。

先程のようにワールドカップで自国を応援したりするのも集合的無意識にあたります。(民族的無意識)
面白いことに夢や神話なども集合的無意識からきているらしいです。

この社会に生きづらさを感じているなら、あなたの心は集合的無意識に乗っ取られているかも知れません。
また、集合的無意識は連鎖します。
負の連鎖が果てしなく鎖を切るのは、あなたの決断ひとつです。

あなたは、どんな自分でいたいですか?

この問が、負の群れの連鎖を食い止める鍵となります。

では、今日はここまで

関連記事

PAGE TOP