北風の時代は終わりにしませんか?

イソップ物語の『北風と太陽』のお話を知っていますか?

北風は太陽に言います。
「ルールは、あの旅人のコートを早く脱がせたほうが勝ちさ!」
力自慢をしたい北風は太陽に勝負を挑みます。

まずは、北風が旅人めがけ冷たい風を吹き付けます。
しかし、旅人はコートの襟をぎゅっと掴んで体を包み込みます。
何度、強い風を吹いても旅人の上着を脱がせることはできませんでした。

次は太陽の番です。
太陽は燦々と光と優しい暖かさで旅人を包みました。
ほどなくして、旅人は暑さのあまりコートを脱いでしまうのです。


数字が重視の北風企業

企業でも北風会社と太陽会社があります。

特に新人研修は企業の色が分かれます。
最初が肝心とばかりに挨拶に始まって徹底的に縦社会を叩き込むかのような研修をする会社も多々あります。
ドキュメンタリー番組で 新入社員が泣きながら直立不動で返事をしている姿を見たことがあります。
これがうちの社訓だと、縦社会を見せつけるような方法で新人を教育していきます。
これ、北風戦法じゃないでしょうか?

北風企業の特徴は、
個々の個性より会社全体を優先する傾向があります。
労働基準法も有って無し。
基準を超えての残業も平気でさせる。
人より会社が優先なので、常に数字を追い求める。
仮に数字が良くなっても会社という枠組みで評価され、数字が下がると連帯責任より個人の責任が問われる。
感情より数字優先の世風。

日本はこんな社会があたりまえでした。
「24時間、戦えますか?」なんでキャッチコピーまで流れていましたからね。

ほんと、北風のごとく上から吹き付ける風に身を守ることで必死の状態です。

実は、脳内でアルファ波がでると心が安定し集中力が増します。
そのため、発想の幅が広がるため良いアイディアが出やすくなるんですよ。
身も心もリラックスしているときが一番よいのはいうまでもないですね。
環境を整えることの大切さがようやく見直されて来ています。


太陽企業は個人優先

お友達の娘さんの話を紹介したいと思います。

大学を卒業し晴れて社会人1年生になりました。
彼女が入社した外資系の会社は、太陽のような優しい企業だそうです。
4月に入社したものの、自粛期間だったので新人研修もリモートだったそうです。
朝から自室で缶詰になり、泣きながらの研修だったそうです。
初めての仕事は不安も最大です。
誰しも経験がある「辞めたい」の言葉もでたそうです。

でも、すごいのはこの太陽会社。
先輩社員がちゃんと察してくれていたこと。
新人の苦労も分かっているんです。
「私たちは、あなたと一緒に仕事をしたいと思ったから入社してもらったんだよ」
「あなたと仕事がしたい・・・」なんて、
あなたと私は同等なんだよ。って言う意味も含まれているんだと思います。
個人優先で連帯責任を重んじ人の感情を無視しない会社だと伺い知れました。

「頑張れ!」ではないこの言葉。
まさに太陽言葉です。
こんなこと言われたら「辞めたい」なんて言えなくなちゃいますよね。

「頑張れ!」て言葉は都合がよくて、時には無責任だと思うんです。
だって、皆んな生きてるだけで頑張ってるのに・・・
「まだ、頑張れって言うの?」って感じなっちゃいますよね。


Go To Travelは、北風キャンペーン

「北風だな!」
と無言でつぶやいてしまったのが、Go To Travel キャンペーン。

新型コロナの自粛期間、世界中の時間の流れが止まったのは分かります。
政治家の方々は早く経済を動かしたくて頭がいっぱいなのは明らかに伝わります。
その中でのGo To Travel キャンペーン。

「旅行に対して支援しますよ!」
「半額補助しますよ!」
とやり方は太陽のように国民のために補助金出しますよ!的な対策のようにもみえます。

しかし、中身は北風だと思うんです。
感染者が増えている中で「さぁ、外へ出かけましょう」なんて冷たい北風と同じです。
旅行会社もホテルも受け入れる側ははっきりしない対策に困惑していると言います。
旅行に行く方も感染者300人をこえた今、行っても安全なのかと迷いながらの決断をしなければなりません。

全ての人がコロナの被害者にも加害者にもなりえる感情の中で、
「キャンペーンは打ちますよ。でも、その後の責任は各自でお願いしますよ」
と言ってるのと同じです。

国のトップにいる方々には、焦らないでじっくり対策をして欲しいと願うばかりです。

もう、世の中は新しい時代になりました。
力で人を動かす時代は終わったのです。
人を動かすのは、人の思いです。

太陽は、軽々コートを脱がせることができました。
温かい優しい光はリラックスさせてくれます。
脱いだコートの使い方はあなたが決めることです。
例えば、日よけに使ったりと・・・・!

では、今日はここまで


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